TAKE FIVE以外の曲もすばらしい
alto sax Paul Desmond piano Dave Brubeck bass Eugene Wright drums Joe Morello
企画段階ではレコード会社も、この変拍子の曲集のような内容に難色を示し、発売直後も、ある有名誌の評論家に酷評されたスタートだったのですが、、 このアルバムの「テイク・ファイブ」は世界中で、いまでも聴いたことのない人のほうが少ない存在になってますね。テイクファイブ以外の曲もすばらしいですが、テイクファイブのメロディーはブルーノートスケールが主で、そこへデズモンドのあの音色と空気感、、、ジャズファンでなくとも受け入れやすいですね。わたしも普段ジャズを聞かないお客さんにおすすめの一枚を聞かれると、これをいいます。
Track listing 1."Blue Rondo a la Turk" (Dave Brubeck) 2."Strange Meadow Lark"'(Dave Brubeck) 3."Take Five" (Paul Desmond) 4."Three to Get Ready"(Dave Brubeck) 5."Kathy's Waltz"(Dave Brubeck) 6."Everybody's Jumpin'"(Dave Brubeck) 7."Pick Up Sticks"(Dave Brubeck)
Recorded June 25, 1959 (4-6) July 1, 1959 (2,3) August 18, 1959 (1,7) Columbia 30th Street Studio, New York
「Time Out」 は、ピアノのデイブ・ブルーベックがリーダーという立場で録音されたアルバムですが、1週間後にサックスのポール・デズモンドがリーダーで、「First Place Again」というアルバムを録音しています。こちらはギターのJim Hallを迎え、ベースのPercy Heath、ドラムもConnie kayといったメンバーです。ちなみにアルトサックスとギターというのはきれいにブレンドされます。ポールデズモンドとジム・ホール以外にも、バド・シャンクとローランド・アルメイダ、リー・コニッツとビリー・バウアー、ハル・マキュージックとバリー・ガルブレイス、、、いろいろありますね。