classical sicilienne ジャズとクラシック
ジャズミュージシャンがクラシックを聴くとどうしてもコードが頭に浮かんでしまう。Claude Achille Debussy ドビュッシーがジャズピアニストに人気なのもドビュッシーのコード展開は非常に現代ジャズの源泉のひとつだからではないだろうか。バッハもコードを聴くとBe-Bopの源泉を感じる。実際に*チャーリー・パーカーのアイドルはLester YoungとBachだったという。
"シチリアーナ"は17世紀から18世紀に流行した牧歌的だけど洗練とも矛盾しない独特の光景を感じさせてくれるサウンド。 この曲の作曲者のフランスのGabriel Fauré ガブリエル・フォーレは、彼が生まれた時にはショパンがまだ作曲を行っており、最晩年にはジャズや、新ウィーン楽派の無調音楽が聴かれるようになっていたころだそう。
40secあたりからBメロへのきっかけとしてGmに解決した後Gのメジャーキーに移行してそのままEmへというところが部屋のカーテンをあけた瞬間にすっと光線がさすようで心地いい。
*出典 ”La leggenda di Charlie Parker” by Robert George Reisner Published by Mondadori, Milano, 1980
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