初心者こそレッスン
- Kenichi Fujiwara 藤原健壱
- 7月10日
- 読了時間: 2分
更新日:7月13日
知人の関係で、ある高校の吹奏楽部の演奏の録音を聴いた。
アドバイスを、ということで一聴すると、よくまとまっていていい感じの音源。
ある程度のレベルと結果を目指している、とのことで、少し聴き込むと、
気になったのは各個人の基本。
ブレス、音の伸ばし方、ダイナミックス、タンキングなど、、
アドバイスを受けられる環境を作ってほしいな、と感じた。
自分も高校からサックスを開始した。
はじめの2週間ほどは先輩に教えてもらいながら、我流で楽しく吹いていた。
ただ、あまりに熱心に練習するので、その先輩が、変な癖がつくといけないから、習った方がいいよ、と。
人づてで学校の近所のヤマハ日本橋センターへ行ってみた。
そこで出会ったM先生が、私にサックスの基本を教えてくれた方。
クラシックと、ジャズ、をされる方でマウスピースは、ブリルハートのトナリンというタイプのもの、吹き方はクールで軽やかなタイプ。
まずは、なんでもいいから吹いてみて、といわれ、吹くとすぐにストーーップ。
タンキングができていなかった、、どころか、そのせいでブレスも安定しない、、との指摘。
半月ほどで矯正し、半年してプロを目指したい、と先生に伝えた。その後は、20歳くらいまでその先生の個人指導を、先生のスタジオで受講。その後、ジャズのY先生に習い、程なく独学へ。
いま思うのは、趣味でも、生業目標でも、楽器は、はじめは絶対に習うべきです。最後は自分のサウンドは自分で築くしかないけれど、基本段階の独学はリスクが大きいです。
最初に「どっかで習った方がいいよ」とアドバイスしてくれた高校吹部の先輩に感謝です。その先輩は芸大へ進み音楽教育の道へ進まれました。

Comments