Paul Desmondのマイクの位置については、楽器本体から距離があいている写真が散見されます。この写真のように、アサガオと呼ばれる楽器の先端のベルの中心を外していたり、、、興味深いですね。
アコースティック音源の録音は、原音のクオリティが間違いなければ、あとは入り口(マイク周辺のセッティング)でほぼ決まる、といわれていますし、そう思います。
サクソフォンには、先端のアサガオと呼ばれるベルがあります。そこからももちろん音は出ていますが、同時に笛のように音程を決める穴=フィンガーホールがありますね、そこからも音が出ています。アサガオと呼ばれる先端のベルの正面にだけマイクを当てた場合、一部の音しか拾えません。
マウスピースで振動した音は歯を通して身体も振動しますし、楽器の端々まで共鳴します。
レコーディング時は、それらを極力、全て録れる角度や距離を見つけてマイキングを決める、、ということですね。
ウエスト・コーストジャズミュージシャンは*4度進行が好きですね! Em7-Am7-Dm7-G7ーEm7-Am7-Dm7-G7 といった3-6-2-5の循環も 後半は元のコードの上アッパーにC△-F△-Bm7(b5)-Em7という代理コードをのせて、ストレートな4度進行でアドリブしたりしますね。Stan GetzやPaul Desmondはとくによくやります♪ *五度圏 cycle of 5th の 「下への5度進行(強進行 / ドミナント進行)」のこと。
「宇治拾遺物語」の「こぶとりじいさん」は、一般に「正直じいさんが得をし、意地悪じいさんが損をする」という昔話の典型的主題といわれています。。
小さい頃絵本で読んでもらって以来、何度か接してきましたが、いま読むと観点の違う自分に驚きます。
二人の対照的なこぶとりじいさんのダンスですが、 ひとりは「邪念」を目的に自己表現をする場合の限界を示しています。 もうひとりのほうの「本当に誰かに喜んでもらう=その人の心を射抜く」レベルの自己表現は、自己の内面からほとばしる内なる心の声に従っているのですね。