even eighth notes という場面表記がありますね。直訳だと「均一な8分音符」。
◎ ジャズ/アドリブは、その場のインスピレーションなのでどんなノリになるのかは、良い意味で未定ですが、スイングとは違う、すり足のような8分音符での室内楽的なフィールに突入することがあります。
even(均一)と言っても無機的な縦割りな感じではなく、音楽的な'sing'が根底にある。
リンクは先日の'Afternoon in Paris'演奏のショートクリップ画像からinstagramにとびます。このフィールが数コーラス続きました♪
guitar Suomi Morishita 森下周央彌
スマホでなくヘッドフォンだと細かいニュアンスまで聴けます。
◎ classicalな例だとBachのバロックもevenに演奏される場合が多いですね。
部屋鳴りの中で、アンプやスピーカーを通して「CDとしての再生」を前提に、以前録音したAlice in Wonderlandですが、思い立って新しくリミックスしてみました。
少々のコンプ(音圧調整)、左右のステレオ感とリバーブの再調整、など。
音楽専用でないスマホ・スピーカーでも、それで音楽を楽しむリスナー(私含め)が増えていますね、そのための(自分も楽しめるための)試作トライアルのリミックスです。 インスタグラムの1分の無料音源です、どうぞ。
ジャズリスナーとして、時々思うことの一つに、プレイヤーの共演者との相性のことがあります。ジャズはいろんな個性のぶつかり合いがおもしろみでもあるのですが、まれに「この組み合わせはどうかな?」と思うことがあります。それは共演者同士のダイナミクスの違いですね。
●1975-1977の録音
Paul Desmondの使用マウスピースは、同型のものを私も現場で使うことがありますが、MC Gregory 4A18という ふわっと鳴らすと素晴らしい余韻のある音が鳴るもの。当然デリケートな倍音とダイナミクス。Desmondのスタイル自体もクールに吹き上げるところが彼の持ち味なのだけれど、、、
Chet Baker (trumpet), Paul Desmond (alto sax), Hubert Laws (flute), Bob James (keyboard), Ron Carter (contrabass) and Steve Gadd (drums).
●1960の録音
コルトレーンの奏法は口の形が下唇を巻き込まずにリードをフルに振動させるスタイル。
一方スタン・ゲッツは、下唇を巻き込み、リードの振動は制御されたsmokyなサウンド。
好対照といえなくも無いけれど、、、
John Coltrane and Stan Getz.
Recorded in Germany 1960. Oscar Peterson (piano). Paul Chambers (bass), Jimmy Cobb (drums)
みなさんはどう感じましたか??