- 7月10日
知人の関係で、ある高校の吹奏楽部の演奏の録音を聴いた。
アドバイスを、ということで一聴すると、よくまとまっていていい感じの音源。
ある程度のレベルと結果を目指している、とのことで、少し聴き込むと、
気になったのは各個人の基本。
ブレス、音の伸ばし方、ダイナミックス、タンキングなど、、
アドバイスを受けられる環境を作ってほしいな、と感じた。
自分も高校からサックスを開始した。
はじめの2週間ほどは先輩に教えてもらいながら、我流で楽しく吹いていた。
ただ、あまりに熱心に練習するので、その先輩が、変な癖がつくといけないから、習った方がいいよ、と。
人づてで学校の近所のヤマハ日本橋センターへ行ってみた。
そこで出会ったM先生が、私にサックスの基本を教えてくれた方。
クラシックと、ジャズ、をされる方でマウスピースは、ブリルハートのトナリンというタイプのもの、吹き方はクールで軽やかなタイプ。
まずは、なんでもいいから吹いてみて、といわれ、吹くとすぐにストーーップ。
タンキングができていなかった、、どころか、そのせいでブレスも安定しない、、との指摘。
半月ほどで矯正し、半年してプロを目指したい、と先生に伝えた。その後は、20歳くらいまでその先生の個人指導を、先生のスタジオで受講。その後、ジャズのY先生に習い、程なく独学へ。
いま思うのは、趣味でも、生業目標でも、楽器は、はじめは絶対に習うべきです。最後は自分のサウンドは自分で築くしかないけれど、基本段階の独学はリスクが大きいです。
最初に「どっかで習った方がいいよ」とアドバイスしてくれた高校吹部の先輩に感謝です。その先輩は芸大へ進み音楽教育の道へ進まれました。

- 2021年3月20日
サックスを購入すると、本体と一緒にマウスピースがついてくることが多いですね。「初心者セット」として楽器店さんのセットアップのものもあります。
音を出しているうちに、CDや生の演奏と比較したり、自分の「こんな音が出したい」という音のイメージができてくるものですが、、、
(アドバイスを受けながら)マウスピースを変えると、音のイメージがいい感じに一歩近づいたように感じることがあります(もちろん幸いにも1本目がお気に入りのこともあります)。
【2本目のマウスピースの候補は何がいいのでしょうか】
アルトサックスの場合、
①メイヤーMeyer、
②セルマー・ソロイストSelmer soloist、
③セルマーs80(またはs90)
という選択肢が多いです。
それ以外にもたくさんありますが、ほとんどが①か②の系統を元に作られたものが多いですのでこれらを知っておくことは後々早道です。。
①はジャズ奏者に多く5MMというサイズの使用者が多いです。サイズは5MMの方が燃費良く飛ばしやすいですが6MMは深いです。
わたしは、Meyerメイヤーを使用するときは、6MS=6Mの*small chamberスモールチェンバーというサイズのものを使っています。
②は、クラシック的な鳴り方ですが、次の③よりもやや外向きなサウンドになります。
③はクラシック/吹奏楽向け。②よりも内向きの音なので密度がより濃いです。あえてs80をジャズで使うのもありです。
*small chamber
chamberとはマウスピースの奥の方の容積のことで、狭いと息が入りやすくブライトになります。現行品のメイヤーの場合、もともとがダークなので、6Mはわたしはsmall chamberがちょうどよく感じます。
