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sax
KenichiFujiwara 

藤原健壱 since2015

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わたしは凝り性なのか、とにかくそのことに集中するといわゆる寝食を忘れるタイプ。サックスの演奏活動を続ける中でも、リードのことから奏法他、あらゆることにとにかく納得がいくまで追求の手を緩めない笑


そんなことで何十年経った今はさすがにいろんなことが解決したけれど、音色については絞りきれていなかった。

95%の自分の問題はクリヤーで、残りは楽器の選択の課題なのか、、、


sbaも4年吹き込んだのでさすがに息の入れ方など身体の一部。そのうえで、


自分への聞こえ方、

吹き心地、

オーディエンスへの外音、

デジタル録音との相性、、


というフィルターでMarkⅥかsbaのどちらかに決めたい、、



話がそれるけどなぜ一本に決めたいか、、秋に空路での仕事があり、楽器を1本に絞り手荷物としたいのだ。預け入れ荷物check-in baggageでの事故や破損の話はけっこう聞くので保険で楽器が新しくなってもvintage(selmer MarkⅥの8万代)の換えはほぼ不可能。



そんなことで、sbaの息の入れ方でMarkⅥを吹く。ということを先日カフェで試したところ、、、両方の特性をキープした感じが!

これいいんじゃない!?


変な言い方だけど、sbaの息の入れ方でMarkⅥを吹くことで、sbaよりsba的??かも。compをかけたsbaのようなフィールはデジタルとの相性も悪くない。


絞り切れていなかった楽器の課題もクリヤーか!!


comp limiter reverb EQすべて無し。少し音量は上げてお聴きください

recorderはRoland R07(無指向マイク2本なので木管録音向きです)



余談ですが、MarkⅥかsbaを吹き分けるとネックの角度の違いを感じるので比較してみるとかなりの違い。




秋に10年ぶりのコラボ・プロジェクトでご一緒するpiano Etsuko Mader氏の一時帰国でのGigでした。

前作アルバムから10年、私も自分のコアな【描き方】が、より表出されてきていた中で、、当日、音を重ねるうちに素晴らしいpianoのダイナミクスや息づかいから柔軟なコラボが生まれ、、answer-responseが嬉しく、一瞬の2セットになりました。

時間が許せば3セット、4セットと音を出したかったくらい。


おかげさまでたくさんのご来場いただいたお客様、本当にありがとうございます。

お客さんから後日メッセージで、ある曲について「藤原さんの魂の叫びのように聞こえ胸が熱くなりました」と。

心の情景やサウンドがplayerとリスナーの心とつながる、、古来から続くそんな生演奏の同期と感動、、。


当日はEtsuko氏の旦那様のU.S.Las Vegasの超多忙で素晴らしいsaxophonist RobMader氏もsit in、おかげさまで素晴らしいsoundでのコラボに感謝!


Rob氏は、またbass西川さとし氏とdrums光田じん氏のすばらしさを賞賛されていた、こともうれしく、終了後はsax reedのブランドの話しから湿度と鳴りの関係などコアな奏者談義が続きました。。。Nice to meet you this September!





sax Kenichi Fujiwara

piano

Etsuko Mader

bass Satoshi Nishikawa

drums Jin Mitsuda

その後、レッスンと録音の仕事でsbaを吹きましたが、手の感覚と息の入れ方がすでにMarkⅥ仕様になっていて、その分sbaの「小さく小ぶりで軽い」という感じがより引き立ったのが良い意味で新しい感覚に感じました。


MarkⅥは現行のYAMAHAさんや、柳澤さん、セルマーSA2~現行、台湾Antiguaに比べても軽くて小振りですが、SBAはさらに軽くて小振りなんだな、という今更の感想。

持つ、というよりも手で包む感じ、重量は軽いけれど音の密度はやはり歴代のセルマーのなかではトップなのも今更ながら意外。


sbaを続けて吹くよりも時々違う機種を吹く方がそれぞれを客観的に見れます。sbaでなんでもやろうとせずにsbaの得意な方向(パワーでなくふわっと倍音をまとわせる)に気づきがあることで、楽器と波長が合う。

そして波長が合えば楽器に合ったフレーズが自然と出てくる、という好循環をしばらく続けてみたい。



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