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sax
KenichiFujiwara 

藤原健壱 since2015

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インスタグラムに練習movieをあげました。



sax-broや生徒さんから アーティキレーション高音と中域の音色のこと、使用マウスピースは?のquestionをいただいたので

answerを以下、シェアいたします。


吹いているときは完全無意識なので聴き返し思い出しつつシェアします



高音の音色の変化のつけ方について

アルトサックスのD音(コンサートキーでF音)を例に、録音音源を聴きながら振り返りですが、、


◎最初出だしからの4音目パームキーD音は、

音量と音色はノーマルです

このときの息の量は普通。 喉はopen


◎同じD音で、次に 17秒あたりの同じくパームキーD音は

息の量はかなり抑えめ 喉はopenですが、すこし声を発しながら吹いています。

そうすることで音を歪ませています。ジャズではあまりやりませんが、感情表出。


◎24秒あたりの同じくD音ですが、ここは息の量は多い目でこれ以上、息をいれると音が破綻する寸止めです。

喉はもっともopenです。ここもエネルギーを込めた結果でサビのはじめ。


中域の音色について

後半の37秒あたりのG音、39秒F音、ラストC音、のばしている中音域ですが、

ビブラートと喉のopenで息はナチュラル。singingのfeel。


クエスチョンの多かった、使用マウスピースですが、

今回の録音はSelmer社のもので高校生のときに入手したもの。

当時モデル名は意識していなくてその後、摩耗でほぼ印字が解読できません。

SelmerのSが残っています。

使用リードは、vandoren blueとRICOを普段から両方使っていて、今回はRICOです。




ユニットのほうと音響とのすり合わせも、おかげさまでいい感じでタイムテーブル内で終了。



ところで、個人的に長年の懸案のREC時のモニタリング(自分の音を聴く)をどうするか、、を今回いろいろトライしました。


手元のモニタリング用ミキサーからヘッドフォンを通してのサックスの音は原音と隔たりがあるので、右耳を開けます(画像)。左耳でコントロール室経由の音を確認しつつ、右耳で(サックスの)生音を聴く。

遠近感覚を損なわず、非常にナチュラルなブレスをキープでき、ご機嫌に吹けました、、🎵感謝



答えは、アドリブの定義にもよるが、芸術としてのアドリブはAIには無理だろう。


「芸術としての」という条件がつく限り、音楽だけでなく、文学、絵画においてもAIには無理だ。

なぜか、、AIはパターンの積み上げ、、つまりある意味の統計の結果が示される、単なるデータだが、芸術はその瞬間に表出される感情表現だから、パターンを逸脱するのだ。アーティストはその人間だけの感情の表出を生業とするわけだから、AIとは似て非なるもの。


しかし、この先も未来永劫、AIは芸術を表現できないのだろうか、、、つまり、この先もAIは感情を持てないのだろうか。

手塚治虫さんが、警告を込めて予測をたてておられる。

あるストーリーの中で、ロボットが、人間に対して抗議の自殺をしたり、また人間に対して恋愛感情を抱くとか、、。

さらには、超スーパーコンピューターが、政策決定をする未来において、コンピューターが感情的に喧嘩をしてしまい、核を使用してしまうという話も。

手塚治虫氏によるとAIは、プログラム ミスによりいずれ感情を持つ。



いつか、今日はトランペットは風邪ひきなので、AIが代替で入ります、なんていう日がくるのか。。AIが、感情に裏づけされたアドリブができるようになるのか?



実はそれでも答えはNOだ。わたしが客であればAIのアドリブには価値を見出さないだろう。

なぜか、、、おそらくだが、AIの感情表現は極めて表面的なレベルまでが、精一杯なのだろうと思う。


では、芸術表現と、表面的な感情表現の違いはなんだろうか。

ここからは私見だけど、

心の構造は何層かあり、深いところは、、潜在意識と呼ばれるところで、脳科学では延髄、仏教的には涅槃とよばれるところ。

芸術表現とは、先入観から解放されて、潜在意識にある裸の自己をさらすこと。音楽の場合、それが人前でできた時、「共感」の渦が発生する。

演奏に没入し、意識が飛ぶ感覚になることがあって、考えたり判断したりせずにひたすら音を出している瞬間がある。

それは、たぶん奏でているのでなく、奏者はフィルターに過ぎず、どこか奥深くにしまわれた場所から"何か"を伝えている役割りになる瞬間がある、ということ。


「練習をする。そして全て忘れるのだ」

というのはjazz sax奏者のCharles Parkerのことば。


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