- 6月3日
インスタグラムに練習movieをあげました。

sax-broや生徒さんから アーティキレーション高音と中域の音色のこと、使用マウスピースは?のquestionをいただいたので
answerを以下、シェアいたします。
吹いているときは完全無意識なので聴き返し思い出しつつシェアします
高音の音色の変化のつけ方について
アルトサックスのD音(コンサートキーでF音)を例に、録音音源を聴きながら振り返りですが、、
◎最初出だしからの4音目パームキーD音は、
音量と音色はノーマルです
このときの息の量は普通。 喉はopen
◎同じD音で、次に 17秒あたりの同じくパームキーD音は
息の量はかなり抑えめ 喉はopenですが、すこし声を発しながら吹いています。
そうすることで音を歪ませています。ジャズではあまりやりませんが、感情表出。
◎24秒あたりの同じくD音ですが、ここは息の量は多い目でこれ以上、息をいれると音が破綻する寸止めです。
喉はもっともopenです。ここもエネルギーを込めた結果でサビのはじめ。
中域の音色について
後半の37秒あたりのG音、39秒F音、ラストC音、のばしている中音域ですが、
ビブラートと喉のopenで息はナチュラル。singingのfeel。
クエスチョンの多かった、使用マウスピースですが、
今回の録音はSelmer社のもので高校生のときに入手したもの。
当時モデル名は意識していなくてその後、摩耗でほぼ印字が解読できません。
SelmerのSが残っています。
使用リードは、vandoren blueとRICOを普段から両方使っていて、今回はRICOです。

10年ぶりのpiano Etsuko Mader氏とのGig。
前作アルバムから10年、私も自分のコアな【描き方】が、より表出されてきていた中で、、当日、音を重ねるうちに素晴らしいpianoのダイナミクスや息づかいから柔軟なコラボが生まれ、一瞬の2セットになりました。
時間が許せば3セット、4セットと音を出したかったくらい。
おかげさまでたくさんのご来場いただいたお客様、本当にありがとうございます。
お客さんから後日メッセージで、ある曲について「藤原さんの魂の叫びのように聞こえ胸が熱くなりました」と。
心の情景やサウンドがplayerとリスナーの心とつながる、、古来から続くそんな生演奏の同期と感動、、。
当日はEtsuko氏の旦那様のU.S.Las Vegasの超多忙で素晴らしいsaxophonist RobMader氏もsit in、おかげさまで素晴らしいsoundでのコラボに感謝!
Rob氏は、またbass西川さとし氏とdrums光田じん氏のすばらしさを賞賛されていた、こともうれしく、終了後はsax reedのブランドの話しから湿度と鳴りの関係などコアな奏者談義が続きました。。。


sax Kenichi Fujiwara
piano
Etsuko Mader
bass Satoshi Nishikawa
drums Jin Mitsuda
- 2024年4月13日
その後、レッスンと録音の仕事でsbaを吹きましたが、手の感覚と息の入れ方がすでにMarkⅥ仕様になっていて、その分sbaの「小さく小ぶりで軽い」という感じがより引き立ったのが良い意味で新しい感覚に感じました。
MarkⅥは現行のYAMAHAさんや、柳澤さん、セルマーSA2~現行、台湾Antiguaに比べても軽くて小振りですが、SBAはさらに軽くて小振りなんだな、という今更の感想。
持つ、というよりも手で包む感じ、重量は軽いけれど音の密度はやはり歴代のセルマーのなかではトップなのも今更ながら意外。
sbaを続けて吹くよりも時々違う機種を吹く方がそれぞれを客観的に見れます。sbaでなんでもやろうとせずにsbaの得意な方向(パワーでなくふわっと倍音をまとわせる)に気づきがあることで、楽器と波長が合う。
そして波長が合えば楽器に合ったフレーズが自然と出てくる、という好循環をしばらく続けてみたい。
